現代人は多くのストレスを抱えており、自律神経が関与する身体の不調を訴えることが多くなっています。
そこで毎日の生活習慣の中で、自律神経を整える方法を知っておきましょう。
そもそも自律神経とは?
簡単に言うと、生命の維持に関わっている身体の中のあらゆる機関の動きをコントロールする神経で、自分の意思と関係なく、常に無意識のうちに働いている神経のことです。
主には、普段の活動しているときに働く『交感神経』と、就寝時などの夜間に活発になる『副交感神経』があります。
この2つのバランスをとっていることで健康状態が保たれているんですが、これが崩れると自律神経の乱れにつながります。
自律神経のバランスが崩れると免疫力も低下
○交感神経が優位に働きすぎると
緊張、動悸、頭痛、発汗、不眠、肩こり、手足の冷えなどにつながります。
○副交感神経が優位に働きすぎると
だるさ、関節痛、腫れ、発熱、下痢、アレルギーなどが起こりやすくなります。
では、そうなった場合にはどうすれば良いのでしょう?
対処方法
①食事療法
食物繊維が多い食べ物を取ったり、酸っぱいものや辛いものを多く食べる。
発酵食品を取ったり、水分を多く取るのも効果的な方法です。
②入浴療法
38度から40度位のややぬるま湯の温度のお湯に2、3回に分けて入浴すると効果的です。
また、食後1時間以上経った後で就寝時間の1時間位前が理想的とされています。
③睡眠療法、運動療法
適度な運動をすることで疲労感がおこり安眠に導いてくれます。軽い運動と早寝早起きを心がけ規則正しい生活を目指すと良いでしょう。
その他にもリラックスできる環境を作ることもオススメです。
好きな音楽や、読書などリラックスできる趣味を持つことも安定につながります。
④ヨガやストレッチなど
ヨガやストレッチ、アロマなどを日常生活に取り入れるのも効果的です。
また、呼吸を整えて生活することもとても効果があります。
それでも改善しない場合
そんなときには近くの医療機関で受診をしましょう。症状によっては、カウンセリングや薬物療法での治療が必要な場合もあるからです。
適切な治療を受け、早期の症状改善に結びつけるためにも、まずは近くの心療内科に行って医師に相談をしてみましょう。
実は隠れた疾患が見つかる可能性もあるのでまず自己判断ではなく医師の診断を仰ぐことも検討してみてください。
いかがですか?コロナ過の現代社会では、過度なストレスや生活習慣の乱れなど様々な原因で現代人の自律神経は乱れていることが多いんです。
少しでも異常を感じてしまったら、これまで上げた方法でリラックスする事を優先的に考えて、落ち着いて快適な毎日を送る事を心掛けて下さいね。